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耐震化とは
耐震診断の結果、耐震性が不足している場合、耐震改修工事を行うことです。
大地震に対して、現在の耐震基準で建てられた建物と同等の耐震性を確保することが出来ます。
動画で学ぶ「住まいの耐震化」
耐震化の重要性やメリット、香川県での「住まいの耐震化」の進め方等を紹介する動画を公開しています。
1 まずは、「あなたにもできる住まいの耐震化~まずは耐震診断を~」をご覧ください。
2 より詳しい内容を紹介する動画もご用意しています。気になるテーマの動画から、自由にご覧ください。(タイトルをクリックしてください。別ページ(YouTube)に飛びます。)
(こちらで各動画の内容を、簡単に紹介しています。)
参考 巨大地震の危険性
南海トラフ地震とは
南海トラフとは、静岡から四国にかけての太平洋側に存在する深さ4000m級の溝状の地形のことを言います。ここでは、過去に、100~150年の周期でマグニチュード8クラスの地震が発生してきました。
香川県の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れが発生すると予想されています。震度7の非常に強い揺れが発生する地域もあります。今後30年間の間に南海トラフ地震が発生する確率は、70~80%と言われています。
被害は
香川県にも大きな被害が出ると予想されています。
- 死者数
- 6,200人
- 負傷者数
- 19,000人
- 住宅全壊
焼失棟数 - 35,000棟
(公開日:2014年3月31日 香川県危機管理課)
熊本地震の被害は
熊本地震における木造住宅の
建築時期別の被害状況
- ~1981年5月
- 1981年6月~
平成28年に発生した熊本地震では、住宅に甚大な被害が出ました。
熊本地震では、建てられた時期によって、木造住宅の被害状況が異なり、昭和56年5月以前に建てられた住宅、いわゆる旧耐震基準法で建てられた住宅の多くが倒壊や大破となっていました。(※1981年 = 昭和56年)
来る大地震に備え自らの命を守り、そして、あなたの大切なご家族を守るために、住宅が倒壊しないようにする必要があります。県では、市町と連携して、旧耐震基準で建てられた住宅の耐震化を推進していくため、耐震化に要した費用の一部を補助しています。詳しくは、補助制度をご覧ください。
参考 耐震化の方法
- 強い壁を増やす
柱、はりだけでは地震の力に抵抗できません。開口部(窓など)を減らし、筋かいを入れたり、構造用合板を張って強い壁(耐力壁)を増やしましょう
- 屋根を軽く
屋根を軽くすることによって、建物に作用する地震の力が減るので、大地震時に壊れにくくなります。
- 基礎を補強
玉石に束立てしただけ基礎やひび割れのある基礎には、補強やアンカーボルトで土台と一体にしましょう。
- 結合部を補強
柱・はり・筋かいなどの接合部に、専用の金物等を使って、それぞれの部材が一体となるようしっかり固定
参考 耐震化の促進に向けた行政の取り組み
住宅の耐震化の促進に向けた県、市町の取組みを、「香川県市町住宅耐震化緊急促進アクションプログラム」にまとめています。
参考 耐震化のメリット
避難ができる
家が倒壊することがなく、安全に避難することができます。
被災後も生活ができる
住宅の被害が少なくなり、被災後も避難所での生活ではなく、自宅で生活が可能になる場合があります。
震災後の延焼を防ぐ
倒壊した住宅の外壁下地は、火災の延焼の原因になるため、耐震改修は延焼防止につながります。
緊急車両に影響を与えない
住宅の倒壊部分は、道路を塞ぐ可能性があり、緊急車両の救急・消火活動に大きな障害を与えてしまいます。
耐震改修は、地域の防災のためにもなります。